« 春はあけぼの。 | トップページ | 予言しよう »

2016.02.25

『あの日』

2月25日(木曜日) 
『あの日』(小保方晴子/講談社)

 話題の本を先週末手にし、JRでの札幌出張往復挟んで2回目読み返しているところ。二度目は時系列と登場人物をメモしながら。

 まあ、当時の騒動を俯瞰し、自分が想定していた全体シナリオにかなり近い状況だったことをあらためて確認できたわけだが、それにつけても詳細を知るとエグさ度合いが激しく、思わず引いてしまう。

Anohi__2

        * * *

 世間のどこにでもいる、ただ生き方が下手なひと。
 頑張り屋で、優しくて、おっちょこちょいで、プライドを大切にしてて、人の役に立ちたくて、褒められることが嬉しくて、・・・・・・。

 アカデミックな頭脳は明晰なのに、叶えたい自分の幸せと叶えたい相手の幸せの境目がとても曖昧な、お人よしさん。
 わきが甘い、落ち度がある、そんな人間はそのへんに普通に沢山いるではないか。

 巧妙に仕立て上げられたあの“事件”の単なる傍観者、第三者的立場でしかないその他大勢が我らの立場。その誰が、彼女を責めることができようか。

        * * * 

 今、自分が最大限に主張したいことは、
 NHKは、この本を受け、「NHKスペシャル」としてSTAP問題の再検証特番を絶対に絶対に絶対に製作・放送すべき。もっと言えば、それをしなくてはならない道義的な責任と義務がある ということ。
 何故か。それはとりも直さず
     「NHKなんで。」
 これに尽きる。

 そしてこの再検証をしない場合、個人的にNHKにキッパリと見切りをつける。今はそのくらいに考えている。

 願わくば、STAP特番(Nスペ)を担当した当時のディレクター、彼女をつけ回し物理的にも精神的にも追い詰め傷つけた担当記者はあらためて自ら実名と顔をさらし、番組内で丁寧に解説してもらいたい

 毎日新聞に至っては犯罪者同様の手口で彼女を追い詰め、Dr.笹井を自死に至らしめたともいえるあの担当記者を相当に処分しない限りは、もう手に触れることもないだろう。しかし、このメディアには検証記事などみじんも期待しない。 

 その他、殺人者同様のふるまいで世論誘導した某雑誌やワイドショー、文字にするのも汚らわしい。自分の視界に入れることはもうない。

 ・・・・なんて大声で叫びたくなるほど、マスコミというものにあらためて大々幻滅。

 
 しかし、こんな雑菌のようなメディアたちとも向き合っていかなければ、最低限の耐性さえ得られない。
 世の中は何て無常だ。

 今はただ、せめて小保方さんが元気で普通に暮らせるようになることを祈らずにはいられない。

            ☆彡

 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。
 娑羅雙樹の花の色、盛者必衰のことはりをあらはす。
 おごれる人も久しからず、只春の夜の夢のごとし。
 たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。

              ----- 平家物語 

|

« 春はあけぼの。 | トップページ | 予言しよう »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『あの日』:

« 春はあけぼの。 | トップページ | 予言しよう »