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2016.01.05

『新・観光立国論』

1月5日(火曜日)

Newkankorikkoku

「新・観光立国論/ 著:デービッド・アトキンソン」(東洋経済新報社)
 年末ぼちぼち読み進め、今や読み返しています。

 現代ニッポン人(多くの観光関係者)や日本政府の「外国人観光客対応・戦略」の考え方の間違いと、進むべき道を大変分かり易く解説しています。

・いまの日本の情緒的・浪花節的な「外国人への“おもてなし”」は甚だしい勘違いによる自己満足でしかない。日本人の考える“おもてなし”はあくまで日本人向けのものであり、その感覚は外国人には必ずしも通用しないのに、通用すると信じ切っている向きがある。
 外国人でこれを評価している者は少数派。東京オリンピック誘致の例の「お・も・て・な・し」パフォーマンスを評価している外国人は実はほとんどいない。(あの“挑発的な”アクションも含め)

・日本を豊かにしてくれる(金をより多く落としてくれる)外国人観光客について国・地域・嗜好を学術的に分析し、ターゲットを絞り、それに基づく理性的な対応をきめ細かくやっていかなければならない。総花的であったりなんとなく(アバウト)な考え方に基づいていては効果なし。

 ↑といった、日本在住歴20年で親日家のイギリス人経済アナリストが外国人の視点や緻密な分析を根拠にズバッと切り込んでくれる意見はどれも大変清々しく、目から鱗がどんどん落ちていきます。

 年末年始のウルサいTV番組はそろそろ下火になってきていますが、これらに飽きたら、いや、特段TVを見る習慣のない方でも是非お勧め!
 内容は面白く、興味深く、文字が大きく余白も多いので、どんどん読み進むことできます。

 本を取り寄せていただいたNabeちゃんには、SpecialThanks!!

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