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2015.08.12

『沈まぬ太陽』

8月12日(水曜日)
 2013年、岩内単身赴任中にBOOKOFFで全4巻購入(山崎豊子作品)出張の列車内や最近では函館TSUTAYA書店のスタバなどでちまちま読んでいましたが、今年の春先にやっと読了していました。

 航空会社の当局と組合活動とのドロドロに主人公が巻き込まれるシーンから始まります。
 経営合理化優先の建前の中で利益をむさぼる会社上層部とその関係者、そしてその犠牲になる乗客の安全。
 それを直球勝負で何とか改善しようとして会社から目をつけられ幾度も左遷されながらそれでも直球勝負にこだわる主人公。

 そんな中で発生した御巣鷹山の航空機墜落事故。
 遺族の直接対応に当たりながら、家族も含め世間の風当たりやらの犠牲を負いながらも、とことん、会社の体質改善に向かって全力投球する主人公。

 この物語は、事実を基にしたフィクションですが、作者のライフワークとも言える反体制主義の精神と徹底した取材により骨格はほぼ事実に近い内容が記されています。

 これを読んだ後、初めて迎える今日の日。
 あの事故から、ちょうど30年。

 読了後、Youtubeなどでも色々事故関係動画を拝見し激しく心を揺さぶられることもありました。事故関係者でもない自分が、心臓をわしづかみにされるような思いで。
 それほど、この小説を読んだことは自分に大きな影響を与えていたのです。

 今日、お昼頃に放映していたNHKの特番を観ながらも、涙がポロポロでてきました。

 自分のことでは悲しくても涙は出ないのにな、なんてのんきなことを想いながら。

 社会・会社の建前主義はへどが出るほど嫌い。
 まして、それで国民の安全が侵される方向に物事が動くとなると、俄然、体内の元気玉が今でも燃え上がる体質。

 そんなところがある自分には、すこぶる同調できる小説とこの事故をまた思い返しました。
 そして、この事故の発生原因の根本となること、および悲惨な結末を教訓に、国民の命を預かる我々は「絶対安全」を最優先事項として進んでいかねばなぬことを再度肝に命じ直したのであります。

         * * *

2013「年10月13日記事へリンク

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