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2010.03.13

『ゴールデンスランバー』

3月13日(土曜日)

Golden

 「ゴールデンスランバー(伊坂幸太郎/新潮社)」
  第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞 作品
 ネタバレコメントしてますので、まだ体験していない方は、読み飛ばしてください;;

 この作品、函館では今まさに劇場上映されていて、今日で終了らしいです。ちょうど上映され始めたころから1ヶ月ほどになるのかな。この間、原作本をちまちまと読み進めてきて今日、完読しました。

 伊坂幸太郎氏は前回は「重力ピエロ」を読みましたが、作品に漂う空気はやはり同じものがありますね。それが作風と言うのかは解りませんが、そんなことを感じ取れたと思えるのは素直に嬉しいです。
 東野圭吾作品の隙のない完璧さ。そこには及ばないものの、伊坂幸太郎作品は(2つしか読んでませんが)独特の空気感があって、結構これも好きです。

 ゴールデンスランバーは我がBeatlesの事実上最後のアルバムである「アビーロード」の中の一曲ですが、それと関係あるやなしや知らないまま本を手にしました。
 結論としては物語の中、要所々で度々この曲が流れる場面があり、まさにそれが作品のタイトルとなっていたのでした。 

 強大な組織、目に見えない抗えないもの。ちっぽけな個人ではどう逆らおうと簡単に潰されてしまう理不尽さ。個人レベルの真実なんてどうでもいい。逆に、個人にはどうでもいい大義名分のためにたやすく犠牲にならなければならない個人。

 日常の些細な実体験の積み重ねも背景にあって、反体制思想が常に気持ちの根底にある自分には、そういった理不尽に一個人が勝利しきれない状態(自分はこの結末では勝利とは思えない・・・)で終わるのはいかにも消化不良で読後感があまりスッキリしませんでした。
 スカーッと勝利して、「ほら、ざまーみろ!何だかんだ言って、最後に愛は勝つんだぞ」と心で叫んでみたかった。

 「痴漢は死ね!」の手紙で家族に無事を伝えられたところで家には帰られないし、  「たいへんよくできました」のはんこを貰えたからって、別の男性と結婚し子供までいる元彼女とよりが戻るわけじゃなし。

 確かにこの場面ではウルッときたし、ここに至るスーパーサスペンス&スリルには十分ハラハラさせられましたが・・・。

 理不尽な体制には完勝して欲しかったなぁ。

          * * *

 今日は3週間ぶりに21キロ走。路面は完全ドライ、途中はらはらと雪が舞うところもありましたが、職場前を通るいつもの9.5キロ周回コースを2周とちょっと。とにかく故障だけには気をつけながら。

 後半は特定の筋肉や関節が痛んできて辛くなってきましたが、まあ、ゆっくりと走りきりました。早く、筋肉や関節ではなく心肺の辛さのほうを吐露できるくらい快調に走れるようになりたいものです。

          * * *

去年の3月13日 献血の影響? 

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