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2009.05.12

フォーラム聴講

5月12日(火曜日)
Photo_2 先日ご案内した『道南の近未来ビジョンを考えるフォーラム』(主催:函館商工会議所)、聴講してきました。
 差し障りのないふんわりした議論の中にも、キラッと光る発言などもありなかなか楽しい時間でした。

 個人的には「道南の近未来ビジョンと戦略を考える異業種フォーラム」事務局のこれまでの取り組みと今後の展開を説明する発表が一番ワクワクして良かったかな。

 中身は以下の通りですが、パネルディスカッションだけ、エッセンスをメモってきましたので、それを載せておきます。
 発言は自分の解釈した言葉に置き換えていることから、本人の本意とズレているところもあるかも知れません。悪しからず。

[時間]14時~17時
[場所]函館国際ホテル 高砂の間

【講演】『日本における北海道及び道南の新たな役割』
    小林好宏 氏(北海道大学名誉教授・(財)北海道開発協会開発調査総合研究所所長)
【発表】『道南の近未来ビジョンと戦略PART1』
    「道南の近未来ビジョンと戦略を考える異業種フォーラム」事務局
【パネルディスカッション】
    <コーディネーター>
    原田伸一 氏(北海道新聞社函館支社 支社長)
    <パネラー>
    西尾正範 氏(函館市長)
    小林好宏 氏(北海道大学名誉教授・(財)北海道開発協会開発調査総合研究所所長)
    林美香子 氏(キャスター・慶應義塾大学大学院SDM研究科教授)
    小西勝則 氏(新函館農業協同組合 代表理事副組合長)
    藤澤義博 氏((社)函館青年会議所 理事長)

原田)◆函館が実力を発揮していない理由は何でしょうか
小林)過去の歴史が大きすぎて新しい物を 好まない、受け入れたくない精神風土
   努力が足りない部分があるのではないか(NAOMIも同感)
西尾)ほどほど頑張るが、やり過ぎると「そんなにやらなくても・・・」となる、あまのじゃく的なとこあり  函館どつく、連絡船、北洋漁業で重厚長大の街→NHK北の家族→S63青函TN→観光都市へという歴史
   ギラギラは不要だがオンリーワンでいきたい。観光客数だけではないのではと
林) 観光客の来る市場は価格高になりがち(朝市) 函館は農工商連携をもっと推進しては  横浜開港150周年記念事業は農業のバックアップもあり充実している 函館もそう望みたい
藤澤)H20.12.1観光庁が設立され、国として観光産業支援体制充実してきた
   当社(北海道観光振興機構)では道南集中キャンペーン7/1~11/30で実施
   観光ケン認定制度 道南18市町連携の動きをサポートしていく
小西)我が農協は北海道一カバーエリアの広い農協。H20販売額256億円 道南農業は合わせて400億円
 全道一位:長ネギ(北斗、七飯)、トマト(森、北斗)、知内ニラ、ほうれん草、白カブ
 二位:トマト(森、北斗)、大根(厚沢部)
 三位:スイートコーン(大野)、絹さや(上ノ国)
   このように自慢できる産物あるが、地域行政と一体となった基幹作物をさらに充実したい
   米も頑張ってきたが、「ふっくりんこ」はブランド米として北海道から初めて全国レベルへ

原田)◆横浜開港150周年記念事業との比較意見(函館劣る)に対してどう考えますか
西尾)横浜は予算120億円の博覧会形式、函館は1億2千万円の市民手作りで、これまでの函館の足跡をたどる 考えるイベント  同時に「世界国際民族祭」、「函館国際科学祭」も開催
林) 「函館国際科学祭」は世界天文年の公認事業と聞いている
   科学者であっても50年後の未来を予測できない時代だからこそ、みんなで自覚して守るべき物を守っていかなくては の姿勢が大事
     民間例)ナショナルトラスト運動の道のり
     官 例)条例などを計画的に整備
小林)「地球儀を上から見る」から何を発想すべき
   地理的にはかつて東西対立の十字路にあった 今後は 太平洋~津軽海峡~日本海 物流の十字路
   みな「一次産業」「観光」北海道というが、国際的に比較すると一次産業は決して優位ではなく劣位にある(NAOMIは『食の安全』面の観点からこの意見には一概に賛同できない)
   全てがグローバル化する中、不利な産業に力を入れると言っている そのことは認識しておく必要がある → 農商工連携が重要になる
小西)地産地消については 昨年から「地産地食」という言い方をしている
   地域の小中高学校で地元農産物をPRし理解していただく「食の教育」は重要であるため行政も一体となった取り組みが大事 (地元を理解し、将来を担う若者を育てる)

原田)◆大野農業高校、函館水産高校、函館商業高校の連携の話が新聞記事で載っていたが・・
  農業・景観・観光つながりで何かありますか
藤澤)食のうんちくでおもてなしができるように、地元が食(一次産業)を知っている必要がある 

原田)◆ETC高速道路の話題。インフラ整備に阻害されている道南は、ETCの議論などピンと来ていないのでは
小林)道南は拠点が点在している。このままでは非効率。複数の観光地を有機的に結ぶ必要がある
   川に橋を架けるのと同様、向こう岸に届かなければ交通インフラの意味はない
   インフラ整備は必要  昨今、国が整備を・・・と言えば叩かれ、言いづらい風潮はあるが、国の力は必要
西尾)陸・海・空のインフラは国家的な仕事で進めるべきで、地元はその使い方について努力することが使命となる  国の予算比重は大きい。きちんと手当が必要
藤澤)観光と交通ネットワークについて
   どう活かすかかは地域の努力だが、整備されると人の流れも物流にも効果が。物の付加価値が上がる
   地域は高規格道路整備による「通過型化」を止めるアイデア・努力が必要。シーニックバイウェイはその代表的な好事例
小西)農業と物流・道路網について
   道南農業 道内3割道外7割
   主にJRコンテナで。乳製品は8割がトラック輸送(夜中2時に出し午前中には東京の店先に)  80ミリの雨で通行止めになる幹線道路は命取り
   担い手不足→少ない農家で効率いい体制→農業基盤整備の重要性
林) 函館はJRがあるからまだ恵まれているが、江差・松前・上ノ国などの地方は不便(インフラの必要性)
   食では良いものは地元に残して提供したい(帯広の「北の屋台」の例)
   「食べたければ地元に来て!」というスタイルが望ましい

原田)◆新幹線を含め今後の交通ネットワークと地域の発展についてご意見を
西尾)陸海空のインフラ、産業、全て揃っている道南 これを活かす
   津軽海峡を通う一日千隻の船を立ち寄らせるアイデアを考えたい
   人を作る。人の集積を作ることが大事
小林)黙っていては、せっかくの新幹線の可能性がふいになり進歩に繋がらない。「陸海空」が揃っていることを十分自覚し観光に活かすべき
林) 知内カキニラ祭りは漁業農業交流の力。異業種交流の大切さはこれでわかる。50年後どういう街にしたいのか
   持続可能な地域経営のための100年カレンダー そういうスパンで考える
   10代20代の若者に考えて貰う事が大事(本日の会場に一人もいないとは!)
   地産地食の給食を推進することも必要
   帯広の「北の屋台」は3日に1回は新聞記事になることを目標にし、達成。これは新聞などマスコミの力も大きい
小西)担い手不足について
   経済危機からくるリストラ流行りで20~30代の若者が知内や厚沢部に戻ってきている  こうなると受け皿をどうするかの問題がクローズアップされる
   地元一次産業の技術をどう継承させていくのかを真剣に考える必要
   十勝・札幌圏域より1~3ヶ月早く出荷できる地の利を活かしていきたい そして50年後へ
   150周年記念事業にも協力していきたいし 横浜と連携するならチャンネルも持っている
藤澤)新幹線→2次交通の問題はしっかりとフォローする必要
   観光客には消費して貰わねば、いくら来て貰っても買わなければだめだし今のままだと単価も低い
   観光消費学的数字を意識してほしい
   国内の観光低迷を支えてきた外国人観光客はまだまだ期待できる 函館の地の利として大韓航空の活用の仕方をもっと考える
   1年だけでの結果を求めず、継続して取り組むことが、行動することが大事
原田)【まとめ】
   150周年に関連して歴史を少し勉強しました 50年スパンで辿ると
   日露戦争勝って北洋漁業がカムチャッカに進出 これが函館繁栄の基礎となり
   S34年 皇太子ご成婚、さいかデパートオープン、棒二・丸井にエスカレータが整備された
   H21年 もうあとがない!でも開き直ってやればどうにかなるのではないか
   開港200年でまた「いい街になったフォーラム」を開催できればと思う

以上

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