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2008.04.09

蛇を踏む

4月9日(水曜日) 
 川上弘美の名前はよく各所で見聞するが、作品を読んだのは初めて。
 この作品は96年、第115回芥川賞受賞作とのことだが、何やら、何処がよいのかさっはりわからなかったというのが本音。

 「藪で、蛇を踏んだ。『踏まれたので仕方ありません』と声がして、蛇は女になった。『あなたのお母さんよ』と、部屋で料理を作って待っていた・・・・」

 終始、こんな感じ。蛇が化けた人間なのか何かわからない女性との奇妙な同居生活。「蛇の世界」へ誘われることが嫌でもあり、陶酔的でもあり。寝るときは蛇に戻り絵のようになって天井へ。つついてもビクともしない。

 カフカの「変身」にも似た、現実離れした内容を現実の如く淡々と綴る。

 先週の日曜日だったか、朝にFMを聞きながらRUNしていたとき、番組の中で小川洋子氏がこの作品というか川上弘美氏の作風を絶賛していた。
 K君から川上健一の作品を紹介していただいていたのでそれを探しにBOOK OFFに行ったのだが目的の本はなく、たまたま横にあった「蛇を踏む」が目に留まり、FMを思い出して購入してしまった。
 しかし何ともはや。これを理解するには自分の器が小さすぎたようだ。

 ちょっと面白かったことは、川上弘美氏の文体が良く知っている人の文体に似ていたこと。彼のブログを思わず思い浮かべ、笑ってしまった。意識しているのかな。

 図らずも連続で本の紹介になってしまった。

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