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2008.04.03

エコを安易に考えるな

4月3日(木曜日)
 今日のシーニックの会議で、目から鱗が落ちるような教えをいただいた。

 最近、Co2削減の一貫で植樹を!という姿勢が猫も杓子も状態になってきている。
 ここでも以前記したが、シーニックバイウェイにおいても、そのドライブ観光推進の立場に対し、地球環境保全逆行に疑問を呈する投書などが新聞にあったことなどから「カーボン・オフセット」を推奨する動きが俄然高まってきている。
 ツアーの中に植樹代金を盛り込み、自分で木を植えることでその木が将来に渡って吸収するCo2によって車で発出するCo2を相殺してしまおうという試みだ。

 シーニックバイウェイだけでなく、とにかく昨今は植樹ツアーばやりで、新聞の記事にはいつもその類の記事が載っている。

 ところが。

 苗の出所をきっちりと押さえているか、の視点がほとんどないようなのだ。
 その地域に自生の「種(しゅ)」で植樹が行われているか。とんでもなく遠い所で作られた苗が、単に商売ベースでこの地に来ているのではないか、という視点でのチェックは行き届いているだろうか。

 今日の話はそんな話しだった。

 種の保存は、地球環境保全の中でも非常に大きなテーマだ。それが同じ地球環境保全の名の下に、安易な植樹によって犯されてはいないだろうか。
 種の保存への反則行為は「国際法違反」でもあるという。

 自分も、この話を聴き、ショックを受けた。
 決して、「種」を無視した安易な植樹はしてはいけない。そして今の風潮に、積極的に警笛を発信して行かなければならないと強く感じた。

 しかし、実は正直、その一方で感じていたことが他にもある。 

 最近ニュースで取り上げられていた「クローン牛」の子孫の流通。
 アメリカでは、「子孫はもはやクローンではない」という立場をとり、やがては日本へも普通にクローン牛の子孫の肉が食品売り場に出回る可能性があるという報道だった。

 私自身もこのクローンについては、「自分そして自分の子孫の『生命』=『種の存続』への危機」を実感として覚え、生理的に「これはヤバイ」と感じるためか、「絶対に妥協できない」という思いが強い。

 一方、同じ「『種』の存続」問題であっても、例えば、五稜郭公園お堀のブルーギル問題、大沼(だったか?)のブラックバス問題や日本中で起こっているウチダザリガニ問題などは、自分の「『種』の保存」に直結しないので、直視しようとはしていなかった。何となく、良くないことなのでは、という認識はあったわけだが。

 ところがネットなどで見ると、こうした異種の意図的混入を是とするような強い意見もある。大抵が「釣り(ルアー?)」を趣味とする方々だったと思われるが。

 また、これは自分の発想なのだが、人間自体も自然の中で発生した「自然の一部」である以上、その自然の意志でクローン製造なり、異種放流なりをしていることはもしやそれ自体が「神の意志」であり、大きな目で見れば「自然発生」の範疇ではないか、という見方はできないのだろうか。
 もちろん、人間自身がそれを阻止することも同様に「神の意志」なのだろうけれど。

 日本は島国であり鎖国も経験する中、異人種同士の交配も大陸に比較すれば圧倒的に少ない時代を過ごしてきた。
 しかし、大和民族の、アングロサクソンとの交配は神の意志に反すると言えるのだろうか。それは「悪」なのか・・。

 種の多様性は、種の保存に対して強力な武器になりうる。その観点からは、純粋な「種」が多く存在すべきであり、安易な交配は取り返しの付かない大きな破滅を招くとも言われる・・。

 いずれ、この問題については、正直、自分の中できっちりと整理がついていない。圧倒的に勉強不足なのだ。
 今後、この問題を追求する姿勢を保つよう努力するとともに、常に注目していきたい。

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