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2008.02.27

岩木山

2月27日(水曜日)
 『「や!富士。いいなあ」と私は叫んだ。富士ではなかった。津軽富士と呼ばれている一千六百二十五メートルの岩木山が、満目の水田の尽きるところに、ふわりと浮かんでいる。実際、軽く浮んでいる感じなのである。したたるほど真蒼(まっさお)で、富士山よりもっと女らしく、十二単衣(ひとえ)の裾を、銀杏の葉をさかさに立てたようにぱらりとひらいて左右の均斉も正しく、静かに青空に浮んでいる。決して高い山ではないが、けれども、なかなか、透き通るくらいにせんけんたる美女ではある。』

 太宰治の小説『津軽』。太宰自身の感じ方、そして自身の言葉として津軽の名峰岩木山をこう表現している。

 旅行用の文庫本としてカバンに入れて早何ヶ月経ったことか。今回も行きも帰りも爆睡状態で何ページも前に進まなかったが、昨秋の津軽体験で地元の名ガイドさんが岩木山の姿を見ながら見事に暗唱してくれた、その部分にやっと今日たどり着いた。

 初めて肉眼で見た岩木山は、本当に美しかった。

          * * *

去年の2月25日 観光都市のおもてなし

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