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2008.02.16

トラベルサポーター入門編

2月16日(土曜日)
 ワンデーセミナー「心のバリアフリー社会の実現に向けて」~バリアフリーボランティア事業 トラベルサポーター入門編~ という催しに参加してきました。函館市総合福祉センター「あいよる21」にて9時10分までに入室しなければならないということでしたが、昨夜遅かったのでかなり辛い、休日の朝でありました。

P2163732 事前申し込みで定員20名程度ということでした、もう少し居たような気もします。ただ、運営スタッフである旭川の「NPO法人旅とぴあ北海道」の方々はじめ、運営支援部隊の「函館すぷれっと」「スプリングボードユニティ21」などの団体や主催者である運輸支局の方々なども相当いらしたので、正確にはわかりませんが。

P2163733P2163734    「旅とぴあ北海道」の下間啓子代表理事によるプレゼン「トラベルサポーターとは?」、春光台クリニック作業療法士安食理佐枝さんの「サポートの基礎を学ぼう」講演に続き屋内でベッドとトイレの介助実技見学。
 目前で実際の仕儀を解説付きでじっくりと学ぶことができます。目から鱗が落ちるようなこともたくさんありました。
 

P2163736P2163737   一人で寝る、起きる、立つ。このときの頭の軌跡、力点となる部位、重心の移動へ着目し、介助者がこれらの動きと同様に相手の動きを再現してあげることで、より効率的に移動させることが可能となることなどを学びました。
 P21637391 実際は自分の父親の例を思い返しても、なかなかそう簡単にはいかないことも知ってはいるのですが・・。

 その後、バスで西波止場の金森倉庫群まで移動し、屋外実習です。A班P2163741~E班で「車椅子介助体験」「アイマスク体験」「高齢者体験」に分かれ、それぞれの班に指導者が付きながらの実習です。
 我等B班は実際に交代で車椅子に乗りor押し、金森倉庫土産店見学および観光施設トイレ体験。

P2163744P21637431_2   まずはカフェダイニング金森でランチの介助体験からです。B班の男2人と女性2人がペアとなり、例えば左半身麻痺の方へ食事を介助する設定や、全盲視覚障害者への介助など、設定を変えて。
 初めてお会いする方に寄り添い、ハンバーグを切って食べさせたりごはんをあげたりするうち、普通では得られない奇妙な親密感が芽生え、食事介助体験後のフリー食事の段階で班内はすっかりうち解けてしまいました。

P2163745  自分のペアとなった男性はせたな町で介護タクシー運転手をされている方で、この催しはネットで見つけて応募したとのことでした。
 同じ班内には函館市内の中学校の先生もいて。
 成りゆきで函館検定や函館イカマイスターを取った話しをしたとき、「テキストは買っていたので自分も受ければよかった、でも勉強するのって大変で・・これから受けたいけどやっぱり勉強って大変で嫌だ・・」ということをおっしゃるので、「勉強と思うからだめで、趣味の延長、覚えるのが楽しいと思えばぼとんど苦にはならないものです」などと知ったかぶりをぶちまいていました。

 ふたを開けたら彼女は実は市内中学校の教頭先生ということで、参ってしましました。穴があったら入りたいくらい
 謙虚に言っていることを真に受けてついついいい気になって釈迦に説法してしまった自分がとても恥ずかしかったことでした。

P2163746  昼食後は倉庫群のショップの内外を、ペア交代で車椅子で巡ります。
 数年前まではこうして車椅子を押してショップ巡りをすること自体が非常に気恥ずかしくて、なかなかやりづらかったという話しも聞き、その意味では、介助の世界もだいぶ世間に認知されてきたといえるのでしょう。
 
 我々が講習部隊ということを恐らくは知らないであろう一般の観光客やショップの店員、清掃係らしき職員の方々の多くの老若男女問わず、実に親切に扉を押さえていてくれたり、道を譲ってくれたり。その様子に出会うたび、恐縮すると共に有り難く、嬉しく、感動を覚えます。

P2163751  車椅子では段差や凸凹の感じ具合(押す人、乗る人)、交差点での待ち位置、階段の上がり方のバリエーションなど、どれをとっても奥の深い内容ばかりです。
 トイレ体験では、トイレ施設の状況がまちまちなので(もちろん介護するP2163752 相手の症状も千差万別)、臨機応変に立ち位置やバランスの取り方などを判断していく必要があることを学びました。
 ここの施設は最新式に近いようで、車椅子が入っても少し余裕がある広いスペースや、赤ちゃん用の折り畳みベッドのほかに大人用折り畳み介助ベッドが備え付けてあるなど、充実していました。この場面ではおむつ替えの段取りを学ばせていただきました。
 
 ことトイレの場合は用を足したい状況でそこへ目的達成のためにくるわけで、あまりのんびりやっている訳にもいきません。
 コツを押さえて手早く物事を進めることも必要で、慣れることの重要性を再認識した次第です。 

P2163755P2163754  トラベル介助の場合はまず、事前情報収集にて、こうした介助対応のトイレがどこにどんなふうにどれだけあるのかということもチェックし、その上で旅行計画を立てることが非常に、重要であることも学びました。

 いずれにしても、いかに障害者の身になってサポートしP2163756 てあげるかを常に考え、実行する必要。
 動き出す前の声がけ、歩行介助しながらの予報的状況解説など、あらかじめ心の準備をさせてあげることの大切さ。

P2163757  倉庫群には16時まで体験学習を行い、それからまた「あいよる」へ戻り、参加者全員による今日の感想一言コーナーと下間代表理事の講評、最後は完了証書の授与で18時前ぐらいに散会となりました。

 講評では、披露された下間さんのエピソードから、自分なりに留め置きたいことが2点。
P21637582 ・出しゃばりすぎず、遠慮しすぎず、基本は謙虚に。
・英語力が大事。実用英語を着実に磨く必要性。

 函館運輸支局長の最後の挨拶では
「完了証書は何の役にも立たないが、今日こうして出会えた仲間のあかしとして、持っていて頂ければ」
という言葉に皆さん大きくうなずき、納得してました。 

 午前中は昨日の今日だったので少し眠い目をこすった場面もありますが、概ね、非常に勉強になり集中して浸ることができた充実の一日。
 まだまだ勉強すべき事はありそう。今日の入門編に続き、中級編、上級編と続くようなので、是非とも参加して少しでも自分のものにしていきたい。そしていつの日か、何らかの形で社会に還元したい。そんな風に思えた今日の体験でありました。

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