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2007.11.06

小咄『飲み会の幹事』

11月6日(火曜日)
ある会社。昼休みのひととき。
A氏:「寒ぐなったよなぁ。何か美味いもんでも食って熱燗でキュッといきてーな。」
B氏:「いいねぇ!」
C氏:「仕事も一段落したし、久々に行ぐが(^^)」
D氏「よっしゃ、したら、幹事、お前ね。一番信頼厚いはんで。」
E氏:「OK! せば、一人千円ずづな。」

幹事、ネットで情報収集し、
「おっ!いまだら追加千円で松前のうめぇマグロの刺身、食えるどよぉ。どぅすべ。」
一同「いんでねが(^^)。千円追加でマヅマエマグロ食えるんだば、出すじゃぁ。」
A氏:「すたら、一人2千円な。今集めておぐすけ、おめ、ねごばばすなよ。」
幹事:「だいじょぶだって。確かに人数分。10人で2万円あるど。せば、しごど終わっだら、各自会場集合っちゅーごとで」

・・・夜、会場にて
B氏:「おっ、みんな気合い入っで、あづまるのはえなぁ」
C氏:「うめそんだ料理だぁ。はえぐはずめるべや~」
D氏:「あれっ?追加の刺身、ついでねべや。幹事、どうなってんだば。」
幹事:「おう、昼休みな、金降ろしに銀行さいったけよ、トラピスチヌのシスターがいでよぉ、募金活動やっでだんだ。何でも環境団体さ寄付するんだどよぉ。おら、もう迷わず、今日の会費、みんなの分から千円ずつってこどで、1万円、はごさいれだでぁ。みんな、いがったべ(^^)世のため人のためってなぁ。」
一同:「ちょっと待でやぁ。おめ、刺身のために追加したみんなの千円、勝手に募金箱さ入れだってのが!」
A氏:「あのなぁ、なんぼ世の中のためだがすらねぇども、それだば、先にみんなに了解とってからにするのが手順ってもんでねのが!」
幹事:「いやぁ、俺はみんなが一致して幹事になってけれって言われだべ。みんなの代表だぁ。集めだ金、どうやって使ってもいいべや。刺身ねくても、他の料理で美味い酒飲めれば良いんだべやぁ」
一同:「なにぃ!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 さて。
 当初集金した会費は会員の要望(料理グレード)に合った金額であり、合意形成が図られている。
 代表者が今酒宴の会員以外も含む「世のため人のため」をお題目に、会費を自分の判断で流用した。
 その結果、会員は望むグレードの料理が享受できない。刺身食いたかったのに!約束が違う!!
 環境問題は確かに重要である。しかし、会員以外にも広く関わる問題。本来は、別の考えと手段で徴収すべきというのが、大方の考えではないだろうか。

 「飲み会の割り勘理論」は元々本社の上司が勉強会で例示した話しを少々アレンジしています。
 道路特定財源の一般財源化問題は本質的には、このドラマと同じ構造となっているのです。受益者負担(道路を使う人だけが、道路の損耗費を支払う)という、極めて合理的な税金徴収と使い道のシステム。
 これを崩そうとすることに対し、上のお話のように「これはおかしいな」と考えるのは極当たり前のことなのです。

 このお話、誰か他の人にこの問題を理解して頂くときには、とても重宝しています。
 子供に説明するときは、飲み会の料理を「お楽しみ会のビンゴ用プレゼント」に置き換えるなどしてお話します。
 すると とても良く理解してもらえます(^^)。

 注意) 厳密に言えば、飲み会の幹事は、本当は「会員以外も含む世の中の人みんなから選ばれた人」であるという   前提が必要なのですが、問題を象徴的に簡略化して扱う関係上、そこは特別組み込んでません。
 お話の中の幹事がたまたま「日本の首相」と考えれば、同じ事ですので・・・。

          * * *

去年の11月6日 連続多重交通事故

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