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2007.11.04

明るい笑顔が一杯

11月4日(日曜日)
 そんな印象が心地よく残る一日。 

 5時に目覚めると、布団の中でぐるぐると考えを巡らせる。8時半ホテル発で13時40分の特急スーパー白鳥に間に合うように函館駅に戻る。・・・よしっ!迷ってもしょうがない、これでいこう。5時50分には起き出し洗顔。
 車へMAPをとりにいく。気温が低く、最高の天気を予感させる朝。
 早速パソコンに向かい、エクセルで行程表を創り出す。先般の家田青函ツアーなどでも散々やり尽くした作業。6人のバラバラな行程を車の手配を考えながら練りに練ったあの時に比べれば、今回は車一台としての行程。ポイントさえ決まればあとは早い。

 テーマは「津軽海峡と道南の歴史に触れる」。木古内サラキ岬で沖に沈む咸臨丸に思いを馳せつつ海水に触れる。沖には下北半島、大間が見えればなおいい。男爵資料館、トラピスト修道院で歴史と文化に交わり、啄木公園でまた浜に降りて「蟹とたわむる」。汐首岬灯台からまた津軽海峡を望み、昼食は函館駅前「味一番」で函館の味を堪能。
駅のホームでお別れ・・・。かなりきついが、足早でも完遂すれば案外テーマとしてはいいツアーになるかも。

 ただ、昨日は西部地区散策で終わっている彼女たち。本来なら五稜郭公園や少し足を伸ばして大沼国定公園といったメジャー所をご案内するのが筋なのかも。少しの葛藤もあったが、「明日はNAOMIの切り口でご案内する」と大見得を切った手前、こだわりに妥協は許されない。まあ、時間が合わなければ適宜、調整しながら進めばいいよね。
 急ぎ職場に走り、行程表の出力と関連HPの印刷、パンフ(シーニックバイウェイ、SCENE、サラキ岬)と一緒に封筒に詰める。

 先輩の大きな車に皆で乗せてもらい、まず、案をご紹介。当然、秋田客人は何の事や解らないので主旨を説明。車で走りつつ、やはりサラキまでは遠く、復路行程に「もったいない感」が否めない。ということでそのままR228を松前方面へ走り、最後は木古内駅から予定の特急に乗り込む案へ急遽方針変更。 

Pb0400081_2  まずは男爵資料館立ち寄った。団体客扱いで例の「男爵似?」の案内おじさんがご丁寧に説明をしてくれる。今日は燕尾服の男爵姿ではなく、本来の農業従事者の姿だ。そんなこんなで男爵資料館での時間をたっぷり取ってしまった。
Pb0400101  おじさんにお礼して、お隣りのトラピスト修道院へ。秋空の青、雲の白、木立の緑と広葉樹の赤や茶や黄。静かな環境の中にコントラストは実に鮮やかで函館の歴史を偲ばせる。
 そんな素敵な状況に一同うっとりしている中で先輩は電話中。きちんと次の手を打っているのであった。

Pb0400121  サラキ岬まではすぐ。そこでは9町連携事務局の工藤さんが待っていてくれた。何と、最勝寺住職の多田さんも仕事の途中ということで正装の袈裟に雪駄姿で駆けつけてくださった。そして先週の家田先生ツアー時と同じかそれ以上の丁寧さで、幕末・咸臨丸とサラキ岬の物語を解説してくださった。もう、それは感激もの。。

Pb0400131  急遽、工藤さんは、まちおこしのため古い地蔵堂を町の人たちのボランティアで新しく蘇らせたという地蔵小屋に案内してくださった。山が割れPb0400141 Pb0400151_2 て飛び出したというその安産祈願のお地蔵さんのエピソード、昭和20年代の木古内大火の折り、見知らぬ大男が現れ、東風(ヤマセ)で火勢が強く鎮火できない大火事を見事消し止めた。その翌日、地蔵を見ると焦げた衣装をまとっていた。それ以来「火消し地蔵」とも言われる。。といったお話を披露してくださる。

Pb0400161Pb0400171   最近開削した地蔵小屋前の楓(?)の木の根元に不思議なモノが立ち上がっているのを 発見した、と、実物を見せていただいたが、一同、「これは安産祈願の地蔵堂と一緒にして祀Pb0400181 り、観光名所にできる」という意見で一致(^^)。
 
 お昼は福島町国道228号沿いの千軒そば。新蕎麦が頂けるとあって、たくさんの人で混み合っており、ややしばらく待ったが、皆さんPb0400191 Pb0400201 話のネタは尽きず、ちっとも長くは感じない。
 自分は新蕎麦の「なっとうそば」を食したが、実に美味しかった。色合いもよく、みんなで食前の撮影。

 福島峠を越え、福島大神宮へ。何と何とここでは宮司の常磐井さんが迎えてくださった。これで檜山南部・渡島西部9町連携の大御所3人衆揃い踏みだ。個人旅行でこんな贅沢なことがあってもいいのだろうか。これに江差の室谷さんが揃えば怖いものなしだが、そこまで望んではバチがあたる。
 常磐井宮司は境内にある土俵で、そこにまつわるお話を紹介。かつて千代の富士が少年時代稽古を重ねた話し、最近の名物「女相撲」、そして例年7月末開催の「篝火コンサート」。
Pb0400221Pb0400231   さらに上の高台に昇ると、津軽海峡が眼下に広がり、その向こうには下北半島・津軽半島・お岩木山まで見えている。
 こんな贅沢ってあるだろうか。

 そして、社務所(常磐井さんのご自宅)へ上げてくださり、北海道無形文化財「松前神楽」の写真披露とともにこともあろうに、ご自分で神楽の横笛を生演奏して下さったのだ!!鳥肌通り越して、目がウルウルになってきたのは言うまでもない。
 秋田の客人さんより、こっちが感動していたかもしれない。
 その後、VTRで「篝火コンサート」でのジャズと松前神楽の素晴らしいセッションの様子を見せていただき、これ以上ありえないほどの贅沢さで今日最後のメニューを締めくくった。

 ここからがまた思い出しても笑えるのだが。(^m^)
 福島大神宮からJR木古内駅までは40分ほどを見込んでいたのだが、神楽VTRに見とれ、少し出発が遅れた。
 途中、追い越し禁止区間で遅い車の後ろ付いたりで、いよいよ、駅到着は1分前くらいか。。という状況になってきた。
Pb0400281  終始賑やかな車内も静まり返り冷や汗が滲む。果たして間に合うか・・・。
 結局、駅に到着して2階の改札までみんなでダッシュ。ホームに着いて3分ほどで白鳥が滑り込んで来たのだった。

 そんなスリル満点の最後だったが、皆さん、最高の笑顔でのお別れ。
 こんな最初から最後まで充実したツアーはそうそうないのでは?天気にも恵まれ、全くの飛び込みだったにも関わらず3人衆の予定もぎりぎり合わせて頂くことができ貴重なお話や神楽生演奏まで聞け、地元産新蕎麦も食し・・・。
 これがきちんと計画的に組めれば、半日コースのツアー商品として成立するのではないかと思えるほどの完璧さ。
 もっとも、当初計画からはほとんど外れたものの、結果的にはこの上なく素敵な旅メニューで終わることができた。
 自分も楽しかったし、秋田美人のお二人にも喜んで頂けたようだ。   
 「おもてなし」の達成感。満ち足りた気持ちでご東北秋田からの客人案内を終えることができ、大大満足。

 先輩には最後のスリル全開運転含め、全行程、ハンドルを握って頂いていた。3人衆とのコンタクトも先輩の人徳の賜。 
 そして最も大事な「人との出逢い」。これを演出して下さった。先輩には大大大感謝の週末でありました。

          * * *

去年の11月4日 菜園冬仕舞い

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