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2007.11.07

捻れ政治のツケを国民に回すな

11月7日(水曜日)
 道路財源の取り扱いをどうするか。このことを巡って、政治的思惑がうねっている。
 場合によっては道路整備ばかりではなく、国民生活が来年度、大混乱にならないとも限らない。自民党は福田首相に代わってから、やっとこのことを真剣に考え始めたように見える。

 民主党はもともと暫定税率は全廃した上で道路特定財源は全て一般財源化するという主張を一貫している。最近では「環境税」という言葉も創り出して、ガソリン税などを環境保護に振り向けようとする考えも打ち出している。
 まあ、これはサウンディング(極端な論理をあえて公表して、世の中の反応を見、その後の方針決めのための参考にすること)ではないかという見方もあるのだが。

 自民党は福田内閣になり道路族の古賀氏が初代選挙対策委員長となったからというわけでもないだろうが、昨年12月の閣議決定とは若干ニュアンスが違う色がにじみ出て来ている。冬柴大臣も環境対策や渋滞解消など道路関連分野に限定すべきというような発言も。どちらかというと「一律一般財源化、待った。」というように聞こえる。
 これは、ガソリン税など、国民から通常の約1.5倍徴収している暫定税率を道路以外に使うことは国民の理解が得られない。という思いが現政権に芽生えてきたからにほかならない。

 「暫定税率上乗せしてもいいよね?道路、急いで作らなきゃだめなんだよね!」日本列島改造論の田中角栄が、国民に認めてもらって成立し、その後継続してきたこの約束。  「所得倍増」もきちんと約束を果たし、信頼は大きかったと思うよ。
 さて、この国民との約束の更新期限が今年度末に近づいている。来年3月中に参議院で租税特別措置法を可決成立させないと、4月1日から税率がほぼ半分になるのだ。

 野党がもし引き延ばし戦術に出て時間切れとなれば税率は元に戻り、半分になる。
 当面、ガソリン価格は約150円/リッターとすれば、それが130円くらいになるのかな?それは良いかも知れないが、大きな目で見れば多額の歳入不足に陥り、国民が満足な生活を継続できるかどうか・・・というような影響も考えられる。
 一方、その後与党が体勢を立て直して暫定税率を復活させたとしよう。税率は短期間に大変動することになる。
 買い控え、買いだめ、設備投資のタイミング見極めなど流通だけでなく国民生活そのものがそれはそれで大混乱となることが予想される。

 個人的には、今回は、野党のスタンスに承伏しかねているところ。本当に国民のことを考えているのはどっちなのか。
 と思ったりしている。「小泉路線」さえ解消されれば、本当は自民党こそが安心してこの国を任せられる政権なのではないかとさえ・・・。小沢さんは実はそこまで考えて行動したのではないか、と勝手な想像が膨らんだりもしている。

 暫定税率は現状維持、そして、「真に必要な道路整備」はこの先10年間で60兆円を超えることが明らかになってきた。一般財源化可能な道路特定財源の余剰分など、もともと存在しないのである。自分はずっとそう主張してきている。

          * * *

 今日は朝から札幌に出張に来ています。午前中のうちに札幌入りし、午後から本社で企画部門のヒアリング。
 夕方には終わり、仲間で駅北「笑笑」で一杯。ビールと焼酎でかなり久しぶりにいい感じで酔っ払いました。ホテルに戻ったのが8時過ぎ。なんと健全な出張なんでしょ(^^)
 函館では初氷を観測したそうです。寒~~。

          * * *

去年の11月7日 嵐の立冬

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