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2007.07.23

神社の格付け猛勉強

7月23日(月曜日)
 このたびの幹部異動を機に、「お払い」に行く行かないの話しになった。函館で最も「格」の高い神社はどこかという話になったがその場ではわからず。成り行きで、個人的にネット検索し、神社の「格」というものを少々勉強した。社寺仏閣系はもともと嫌いじゃないこともあり。
 わかったことを極簡単にまとめると・・・

# 法律上の社格(神社の等級)というものは現在は存在しない

# 平安以来、色々な変遷を経たが神社と国家が完全に切り離された昭和20年で全て廃止

# とはいえ、重厚な歴史と精神性はぬぐい去る事はできず、法とは別の意味、一種のステイタスとして社格は根強く生き残っている

# かつての社格制度は一種類だけではないので、別カテゴリの社格を単純に比較はできない

# 平安時代:【式内社・式外社】 
  式内社(しきないしゃ)はとくに由緒ある神社だが、式外社(しきげしゃ)の中にも八坂神社、北野天満宮など有力な神社も。式内社の選定には当時の政治状況なども反映された向きもある。式内社認定神社は2,861社。

# 平安時代:【延喜式の官濃国幣社の制】
  「官幣社・国幣社」の制は式内社をさらに4階級に分類した制度。神祇官(国家)から幣帛(へいはく)を受ける神社を「官幣社」、国(当時の藩みたいなもん)から受けるのを「国幣社」とし、さらに大社と小社に分類。明治に現れる同様の分類とは全くの別物。式内社のうち特に霊験著しい名神を祀っている神社には「名神大社」という社格が与えられた(全部で224社)。

# 平安時代:【三社】
  伊勢の神宮、石清水八幡宮、賀茂明神。朝廷から特に尊く尊崇された。三社託宣とは別物。

# 平安時代:【十六社】
  後述「二十二社」の前身。10世紀前葉に制定。朝廷より別格の崇敬。伊勢、石清水、賀茂(上下)、松尾、平野、稲荷、春日、大原野、石上、大和、大神、廣瀬、龍田、住吉、丹生、貴布禰。

# 平安時代:【二十二社】
  11世紀初頭。祈雨・祈晴や国家的大事に際し特別な奉幣の対象で、他の神社より優越の地位。
  上七社(伊勢、石清水、賀茂、松尾、平野、稲荷、春日)、中七社(大原野、大神、石上、大和、廣瀬、龍田、住吉)、下八社(日吉、梅宮、吉田、廣田、八坂、北野、丹生、貴布禰)に大別。 応仁の乱により廃絶。

# 平安時代中期以降:【一の宮】
  諸国国内で第一の地位を占めた神社を「一の宮」、以下「二の宮」、「三の宮」という序列。平安時代中期~鎌倉時代にかけて成立。「一宮」、「一之宮」、「一ノ宮」など複数の表記が存在。
  国司による序列づけ、自然発生的序列を国司が公認など色々な見方がある。また、神社勢力変化により入れ替わることも。名古屋熱田神宮など国家を代表する神社が尾張国の一の宮ではないという場合もある。
  北海道・沖縄など、国司が置かれていなかった(律令体制下で日本国内とされていなかった)地域には一の宮は無い

# 明治時代~終戦:【近代の官国幣社の制】 
  明治4年に制定。皇室関連が「官幣社」、国庫関連が「国幣社」、府・県関連が「府社」「県社」、郡・市関連が「郷社」、町・村が「村社」、そして社格のない神社(地方団体から幣帛などの特典がない神社)を「無格社」とした。官幣社・国幣社はさらに各々大社・中社・小社に分類。
  官幣社の中でも特に人物神を祀っている神社(楠正成の湊川神社、家康の東照宮など)は別格社とされた。函館八幡宮はこの分類における「国幣社」だったらしい。
 上位→下位の順は、官(大→中→小→別格)→国(大→中→小)→府・県→郷→村→無格社の説と、官大→国大→官中→国中→官小→国小→・・・の説がある。
 官幣社は主に「二十二社」など朝廷に所縁の深い神社、国幣社には主に諸国の「一の宮」が列格された。
 無格社は「雑社」とも呼ばれ、終戦当時59,997社で全国の半数の神社。伊勢神宮は社格は無かったが、これは別次元の尊貴無上のため。

# 戦後:【別表神社・諸社】
  現在、神社本庁下の神社(79,057社)は便宜上「別表に掲げる神社(別表神社)(346社)」と「諸社」に大別。道内の本庁包括下神社は602社、うち別表神社は6社(北海道神宮〔札幌〕、函館八幡宮、住吉神社〔小樽〕、上川神社〔旭川〕、帯廣神社、樽前山神社〔苫小牧〕)。
  法的な分類ではない。神社本庁の制度であり、本庁下にない大規模な単立の神社(伏見稲荷大社、日光東照宮、靖國神社、明治神宮など)は別表神社に指定されていない。
  この世界では規模が一定以上の神社に与えられる「別表神社」の呼称が社格のように一種の等級的な感覚を与えている。

 以上は主にBlog『西野神社 社務日誌』「神社の社格」という頁から抽出・要約して記載させていただきました。

           * * *

 ・・・ざっとこんなところです。
 色々見てみても、現在は法的な格付けがない、また北海道には一の宮はなかったとはいえ、戦後の本庁包括下の神社分類上として、函館市では函館山のところにある函館八幡宮が最も格上というステータスのようですね。いやー勉強になりましたわ。はこだて検定初級持ちとして、次に繋がる学習となりました(^^)。

 しかしそれにしても、過去はともあれ、現代の『別表神社』(略して『別表』とも言うらしい)って呼び名、どう思います・・・・?(^^;;;;;;
 
          * * *

去年の7月23日 事故の予感

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